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日々思うことを綴る

幸せになる感性

学生の頃、初めて外国の地に足をつけた。

日本で生まれ、日本で育った僕にとって、その光景は僕の心の奥深くから何かが変わる瞬間であった。そこは決して豊かとは言えない、日本では考えられない暮らしをしていた人々がいた。私が踏んだその土地はネパールだ。

人はそれぞれ感性が違う。だが、日本にいることで、日本人の感性は似てくるものはあると思う。日本は豊かであることから、逆に欲しいものが多かったりと欲望が多く感じることが普通かもしれない。日本で生まれ、日本で育った日本人では、豊かな生活をしている日頃の幸せや、大切なものを感じることのできない感性が育ってしまうのではと思うきっかけになった。

 

人々は、残念ながら今あるものを失ってからでないと、それがどんなに有難く、幸せで大切なものかがわからないことが多い。

だからこそ、今そこに存在するものに目を向け、今日を生きていること、豊かに生活できること、人生の選択肢が幅広く選択できること、それらを真摯に受け止め、有難く豊かなことだと感謝できる人。

それこそが幸せになる感性なのかとそう感じた。

 

グランドもスパイクもなく、裸足でただの原っぱと土の上で幸せにサッカーをするネパール人。それを見ると私はどんなに鈍感な感性をしていたのかはっとさせられた。

幸せはどこにでも転がっているのだ。君は幸せを取り逃がしていないだろうか。

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